私が高校生として過ごした時期は昭和39年度〜昭和41年度の3年間でした。その間世間的にも社会的にも様々な出来事がありました。その中で一番大きな明るい話題は何と言っても東京オリンピックに尽きると思います。このオリンピックに於ける日本の金メダル獲得数は16個であり、これは米ソに次ぐ第3位の記録でした。地の利を生かした勝利だったのでしょうか。開催日を10月10日に設定した理由は過去の天気統計で《晴れ》の確立が非常に高かったからです。事実この日は快晴の青空だった事が俺の記憶にあります。この日は土曜日で授業は午前中だけであり、午後は家で家族全員オリンピックのテレビ中継を観戦していました。その時聴いたオリンピック・マーチはとても素敵なメロディーだと思いました。個人的な見解ですが私の高校時代の3年間ではこの催し物が最大の出来事でした。
東海道新幹線の開通はオリンピックと同じ月の1日でした。これはその後の新幹線時代の幕開けと言える画期的な出来事でした。現在のJRでは新幹線が無くては語れない、考えられない時代になっております。しかしその一方で長距離列車である特急寝台や特急電車、急行、ローカル線は廃止又は縮小等大幅に削減されてしまった事実は寂しく残念な気が致します。
悲しい出来事は昭和41年に航空機事故が4件もあった事です。中2件は2日連続なのですから驚きました。あってはならない事故が起きてしまったのです。
昭和40年7月に発生したライフル魔事件は、当時横須賀市久里浜に住んでいた叔父の家でテレビを観て知りました。
昭和41年6月のビートルズ来日も大きな話題性がありました。私は当時彼らの音楽はうるさいだけで興味も無く無視していました。しかし今そのメロディー(CD)に触れるとその時代の懐かしさが込み上げて来ます。
ではここに年代別出来事の資料集を掲載致します。